両親が結婚についてすべて心配した場合には新郎新婦が新婚旅行に行っている開に、両家の親あるいは新郎の父親が代表して、仲人のもとへお礼のあいさつに伺います。話をまとめてもらい、連絡や見合いまでやってくれた橋渡し仲人には、現金でお礼を持って行くのが通例となっています。金額は結納金の10%ていどを両家で半分ずつ出し合うのがむかしながらですが、今日ではべつにきまっていません。いろいろと物心両面の負担をかけているときは、それらも考慮すべきでしょう。しかし、職場の上役、先輩、旧師などに挙式と披露宴の頼まれ仲人をしてもらったときは現金でなく品物でお礼をすることもあります。本人だちからお願いした仲人には、新婚旅行から帰った二人がおみやげとともにお礼を持って伺えばよいでしょう。当日だけの頼まれ仲人にお礼として現金を包むときは一〜二万円ぐらいが適当でしょう。現金は奉書に包んで金銀または紅白の水引きを結び切りにして、表に「御礼」として、下に両家の名、または本人の名を並べて書き、品物の上にのせて差し出します。あいさつは「このたびは一方ならぬお心づくしをいただきまして、まことにありがとうございました。おかげさまで無事に結婚式をすませていただき、何ともお礼の申しあげようもございません。これはほんのおしるしでございます。どうぞお納めくださいませ」などか過当でしょう。