アメリカやカナダにしばらく住むと、発音が自然にネイティブのようになると思っている人が多い。私もそんな1人だった。バージニアに1年住んだが、これは全くの神話だと断言できる。日常会話で特別不自由することなく1年間高校に通った。ホストファミリーとも普通に会話をし、あちこちでYouspeakgoodEnglishといわれThankyouとにっこり笑うということを何度繰り返したことか。滞米中、1度も発音を直されたり教えてもらったことはなかった。単語を完全に読み違えていたりアクセントの位置が違っているのを指摘されたことはあるが、英語の音そのものを直してもらったり教えてもらったことはなかった。長い間これで良いのだと思って過ごしてきたが、自分の発音に何となく満足できない一抹の不安がずっとつきまとっていた。