なぜ服をドライ・クリーニングに出すのか

2011.06.06

私たちはなぜ服をドライ・クリーニングに出すのだろう?消費者が衣類をプロの手に委ねる理由はいくつかある。ひとつは、便利だから。どうやって洗ったものかと頭を捻るよりも、ドライ・クリーニング店に持っていくほうがずっと楽だ。服を預けてしまえば、あとはハンガーに吊るされ、きれいにプレスされて帰ってきてくれるのだから。それから、手入れの方法に対する私たちの考え方が、利己的なアパレル業界に歪められたものだから、という理由もある。アパレル・メーカーが、ドライ・クリーニングがベストだと私たちに思い込ませているということだ。ラベル付けに関しては、いわゆる安全策をとっている企業が多い。つまり、洗える衣類であっても「ドライ・クリーニングのこと」というラベルを貼るのである。これは、単に服がダメージを受ける可能性を少なくするというだけでなく、ドライ・クリーニング業者に責任転嫁するということでもある。消費者がラベルの指示通りに洗ったのに服が台無しになってしまったとなれば、メーカーとしては時間とお金をかけてクレーム対応に当たらなければならなくなるからだ。現行の連邦取引委員会規則では、ラベルには安全な取り扱い方法をひとつだけ挙げておけばいいことになっている。たとえ、ほかに安全な方法があったとしても。